12月も終わりに近づき、寒い日が続いておりますね
体調はいかがでしょうか？
暑い時期はもちろんですが、この時期でも体のかゆみの症状が出ることがあります
特に「アトピー性皮膚炎」の素因を持ったわんちゃんなどは、
季節に関わりなく痒みが出やすいです
また、食物アレルギーでは食べ物が原因で起こる症状ですので、
こちらも季節に関係なくかゆみが出てきます
わんちゃんや猫ちゃんが皮膚や耳を掻いたり舐めたり…
そのような症状が見られたらどうしたら良いでしょうか？？
皮膚や耳の症状を覚えておこう
まずはどんな症状が出てくるのかを把握しておかなければなりません
一般的な症状を以下に挙げておきます！
・皮膚や耳を足で引っ掻いている
・皮膚を執拗に舐めている
・毛が抜けている（特に舐めたところ）
・皮膚が赤く腫れていたり、血がにじんだりしている
・フケがたくさん出ている
・毛をさわると脂っぽい
・耳の症状：首をぶるぶると振っている
・耳の症状：首を傾けている
・耳の症状：耳の穴からたくさん汚れが出てきている
などなど挙げればキリがありません
いつもはこんな皮膚ではないのに…
または、いつもはこんな行動をしないのに…
というような異変を感じたら早めに病院へ連れて行ってあげることです！
お家ではどのようなことをしてあげるの？？
では、上記のような症状が見られた場合、お家でできることはあるのでしょうか？
答えを簡単に言うと…
「病院へ連れて行くまでは勝手に治療をしないこと」です！！
よく、皮膚が荒れてしまっていたので、
薬局で買ったクリームを塗ってみましたとか、
消毒剤を定期的に塗っていますとか、
何かしらの治療を施していただいているケースも多いのですが、
このような行動は皮膚をさらに傷つけてしまっている恐れもありますので、
獣医師の指示があるまでは「何もしない方が良い」ことが一般的です
むしろ、お家ではよく「観察」をしていただくことが大事です
・どんなタイミング（季節・時間帯・食事前後など）で症状が出ているのか
・全身的なのか、体の一部分だけなのか
・毛が抜けたり、皮膚の赤みの程度は日々進んでいるのかどうか
・発症のきっかけとして何か心当たりがないかどうか
などなど…
ご家族の方しか知り得ない情報をしっかり獣医師に提供していただくことが、
早期解決の糸口となる場合が多いです！
しっかり観察を行った上で、早めに病院へ連れてきていただくことが、
動物さんにとっては「ありがたいこと」なんだとご理解ください
どんな治療法があるの？
症状の経過の状況や、必要な検査の上で決めることではありますが、
原因や症状の程度に応じて様々な治療法があります
ご来院時の「注射薬」で改善する場合もあれば、
しばらく「内服薬（飲み薬）」を続けて良くなる場合もあります
また、「食事の内容」を変えることで解決することもあります
ストレスなどの精神的な要因の場合は、
「生活環境を見直す」ことによって改善する場合もあります
「サプリメント」で体調や心の調子を整えると良くなることもあるでしょう
皮膚科の病気については原因が多岐にわたることも多く、
様々な要因が重なって症状に結びついていることが多いです
ですので、治療に関しても一筋縄ではいかないことがしばしばあります
わんちゃん・猫ちゃんの皮膚の細胞が入れ替わる（ターンオーバー）日数は、
3週間前後かかってしまいますので、
治療効果を見出すまでにも時間がかかるということも頭に入れておきましょう
根気強く通院できる病院を見つけていただくことが大切になります
痒みについてもっと知りたい！！
痒みの症状について、より分かりやすく解説されたサイトがあります
良かったら一度ご覧になってみてください
このブログをお読みいただいた上でご覧になると、
かなり理解が深まるかと思います
分からないことがあればどうぞお聞きください
皮膚や耳の症状でお悩みでしたら一度ご相談いただければと思います
年末（2020年）は30日（木）まで、
年始（2021年）は2日（土）から診察をしております！！
ネット予約も受け付けております！どうぞご活用ください
ご連絡お待ちしております
こうたアニマルクリニック
0480-73-0569